信州の建築家 吉田 満+保科 京子


by studioaula一級建築士事務所
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2011年 11月 22日 ( 1 )

黒漆喰と白漆喰

最近、住宅の内部には漆喰塗りを使うことが多いのですが
理由は微妙なニュアンスが出るからです。

先日のOPENHOUSEで若い方から指摘されたのですが
照明を点けるとムラが目立ちますね。とのこと。

これはクロスの下地ムラに対して良く言われる事ですね。
漆喰塗りでは下地ムラは仕上げにとって致命的、
そんな下地にはとても塗れません。
漆喰塗りは仕上げのコテムラが出るのが良いところ、光の取り入れ方により異なりますが
多くは職人さんにコテムラ程度に仕上げてもらいます。

間接照明を当てるとムラが目立つのは当然の結果、
むしろ嬉しい影なのです。とご説明しようと思いましたが何故か言葉が出ませんでした。

一方外部に漆喰を塗ったのは塩尻の「わくわくら~」一件です。
c0116631_10465494.jpg

「豊丘村の位相する家」では黒漆喰を平屋に使いたいと考えましたが地域性から黒漆喰に持つイメージが
暗い。という事で荒壁のベージュに変更しました。

イメージとは戦時中、黒漆喰塗りの外壁が増えたのはB29の攻撃からカモフラージュ出来るから。
と90代の方々にお聞きした事で「戦時中のイメージ」です。
飯田で同業者に聞いても同じ答えだったので大方正解だと思います。

色の持つイメージは地域により異なり、黒壁の町を観光資源としている所もあるくらいなのですけど
やはりそれは地域の持つイメージを考慮していくことを選びました。
by studio-aula | 2011-11-22 10:47 | Comments(0)