長野県の建築設計事務所 吉田 満+保科 京子


by studio-aula
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外壁

築70年の大規模リノベーション
大工さんが苦労して施工していた構造の繋ぎや下地調整が進み形が見えてきました。
断熱材の施工、床張り、外壁の下目板張りを行っています。

解体せずに残した通し間と回廊には鉄筋を入れて基礎を打ち、木構造を二重にするフレームを創り、従来の構造としっかりボルトで繋いでいます。
2階の小屋組は手作業で作られたトラスが連続し丸太張りも大きな材であったので、断熱材を張りあげても古い手仕事の残る躯体を現しにしています。

回廊からの見通しと庭を見る度にリノベーションを行った意味を見出しています。ようやく外部が囲まれたことで断熱改修も実感し薪ストーブも設置する日を楽しみに進んでいます。

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アプローチ側からの視界には田園風景が広がりますが、アプローチとの動線の確保を考えてリビングからの開口をコーナー窓にすることで視界を確保し生活空間が丸見えとならない様に考えました。

農家住宅ならではの生活に即した建物の配置、風景に溶け込む切妻屋根の形は更に磨き直し、残し記憶に風景として刻まれていくことを考え設計しました。

そこにひとつ、エントランスのキャノピーは片流れの屋根、土間に差し込むように新しい空間として認識できるように考えました。私たちの「古いものと新しい世代の調和」という考えを、そのまま形態としています。
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by studio-aula | 2016-12-28 11:07 | EPISODE-M(リノベ)安曇野市 | Comments(0)